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古代エジプト 神

太陽神

太陽神。

・・・と、聞くとみなさん何を思い浮かべますか?
キラキラに輝く太陽をあがめる姿でしょうか?
私は違います。私は太陽神と聞くと「ハヤブサ」と言う鳥を思い出します。(ギリシア神話が好きな人は、4頭立て馬車ですね、きっと)

今日はこのエジプト神話に於ける太陽神、
天空の絶対的な支配者「ラー」について
レポートしたいと思います。

エジプト語で、太陽の事を「Ra=ラー=太陽」と呼びます。
ラーは、エジプト神話に於ける太陽神。
語源は其の侭、「Ra(太陽)」。

テレビでエジプトの特集を見ていると、よく鳥人間の絵を見かけませんか?あれこそ、まさしく太陽神ラーです。

古代エジプト人は
太陽の昇り沈みとともにラー自体も変形すると考えました。
時間によって太陽にいろいろな名前を与えており、


昇りはじめる頃の太陽をケプリ、
真昼の丸い太陽をアトン、
地平線に近づくものとしてハラクテ、
沈むとアトゥム、
また空と同音のホルスまたはホルスの目などにも見たてている。

ラーは特に天頂に達したときの太陽の意味したのであるが、
アモン・ラーとして全エジプトの神々に光臨しました。


日の出の時=タマオシコガネ(フンコロガシ)の姿のケプリ
      ケプリとは、人間男性の体にフンコロガシを頭とする
      姿。
      これはフンコロガシが丸めた獣糞を倒立状態で押して
      運ぶ様が、太陽の動きに似ているからとされています。


日中=ハヤブサの姿をして天を舞う。
   隼の頭をした男性。
   さて、ハヤブサという鳥についてここで一つ書いておきたい。
   このハヤブサ、肉食で残忍というイメージがあるが
   少し「ラブ」を感じる事のできる鳥なのです。
   ラブ・・・つまり夫婦の絆が強く、
   パートナーの一方が死なない限り、
   毎シーズン同じつがいで繁殖するのですwステキでしょ?

 
夜=雄羊の姿で夜の船に乗り死の世界(夜)を旅する。
  心臓を天秤にかける死者の裁判の章は有名ですね?

  この死後の世界について書かれた『死者の書』と言う物があります。
  古代エジプトのものと、チベットのものが有名です。
  世界中に色んな書物があるが、
  エジプトを治めていたヘセプーチ王の時代に、
  棺上の絵文字として描かれているのが発見されたのが、
  最初とされている。
  (テーベ原本,サイテ原本,パピルス文書などがあります。)


  そして日本人なら誰もが強いている49日。
  エジプトとは直接関係ありませんが、何故49日なのかご存知でしょうか。
  チベットの『死者の書』には以下のように書かれています。
  死者はまず非常な畏怖を覚えるまばゆい光に出会います。
  勇気を持って飛び込めば、真理に融化し成仏します。
  そうでない場合、7日後にまた別の光に直面して、同じ様な状況にたたされる。
  7日毎に、49日まで繰り返されるとされています。

  光への融化がなければ、その後、死者の生前の行為、
  心に応じて地獄、畜生、人間、天国など6つの世界のいずれかに
  生きているものの胎に入って行き、その世界でまた生きるのです。
  チベットでは、
  祖先たちも現在輪廻して生きているとされています。


さて、少し話がそれてしまいました☆
この太陽神ラーの出生について見て行きましょう。

この太陽神にもお母さんがいます。
ヌン(Nun)=原始の神=大洋、混沌が擬人化された神格
(あの有名なオシリスとセトの兄弟とも言われていますし、
 ある一説=ヘリオポリス神話では創造神アトゥムを生み出した原初の丘の名とも言われています。)
発生は地はメンフィストのやや下流のサドゥク(Sadkhu)と推測。


そして子供もいます。
シュー=大気の神。
テフヌト=湿気の女神
バステト=頭が猫の豊穣を司る女神
セクメト=ラーの左目から生まれたライオンの頭を持つ女神。


この4人の神に関しては日本の神話と少し似ている部位が
あるので軽く触れておきたいと思います。

まず最初にわかっておいてもらいたいのが、
あらゆる説が論じられていると言うこと。

たとえばシューとテフヌトはヘリオポリス神話では創造神アトゥムの自慰によって誕生したとされているし、

バステトは、ラーが年老いて、自分を信仰しなくなった人間に罰を与える為に自らの目を抉って生み出した雌獅子神セクメトを、
ラーが赤いビール(ただの酒とも)を造って彼女を酔わせ彼女の「憎しみ」の感情のみを取り除いた結果生まれたという逸話も残されています。

うーん、色々伝説が残されていますね〜〜。
ラーは各時代の政治的背景と関係して神格が変化していき政治に密接に関わってきます。
ここからがエジプト史の面白いところなのですが
書くとなが〜くなりますので簡単に纏めます。

古王国時代=ヘリオポリスの神官が宮廷で勢力をもつようになった時代は、国家的な神として地方神より上位の神だと考えられるようになった。

テーベが政治的中心となった中王国以後=テーベの神アモンガラーと同一化し、アモン・ラーになった。(他にもアトンと共にラー・アトンとされたり、ホルスと共にラー・ハラテクと呼ばれたりもしました)

うーん。。。こうやって短くしてもややこしい。
とはいえ、かっこいい神に間違いありません☆





☆オマケ☆
バステトの話、何かに似ていると思いませんか?
日本のヤマタノオロチ伝説です。
スサノオはアシナヅチ・テナヅチに、強い酒を醸し、垣を作って8つの門を作り、それぞれに醸した酒を満たした酒桶を置くように言った。
準備をして待っていると、ヤマタノオロチがやって来た。
オロチは8つの頭をそれぞれの酒桶に突っ込んで酒を飲み出した。
オロチが酔ってその場で寝てしまうと、スサノオは十拳剣を抜いてオロチを切り刻んだのです。

日本の古代伝説と、エジプト神話にはとても共通点が多いのです。
太陽神ラー=密教の大日如来や日本神道の天照大神
オシリス神=閻魔大王
・・・と言うように似たような神様が存在しますし
太陽を崇拝している=奈良県三輪神社の太陽崇拝などが
とてもよく似ています。

先日の記事で太陽が年に1度照らされる神殿について書きましたが
日本のそれが三輪神社です。
人工的に作られた山に囲まれた三輪神社。
その2つの山に年に1度、真ん中に夕日が落ちる日があると聞いた事があります。

そもそも神の名を借りた部族間の勢力争いってところが日本神話と似てて面白いと思いませんか?

世界はとても広いのに不思議です。



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